2023年10月27日
前回から引き続きOKINI HOTEL numba様の第二弾の内装編です。(第一弾カルプ編はこちらから)
ホテルを入ると右側にフロント(カウンター)、左側にレストラン・ロビーがあります。フロントはコンクリートで出来た重厚なカウンター。ここにOKINI HOTELさんのロゴを切り文字で貼り合わせます。弊社からご提案させて頂いたのは「ベッコウ柄のアクリルの切り文字」。あまり聞き馴染みのないアクリルですが、以前ご依頼を頂いたお客さんに教えて頂いた、東京にある特殊なアクリル屋さんが作られているアクリル板。今回のOKINI HOTELさんのコンセプトが「和」だった事もあり、日本古来から親しまれているベッコウ柄のアクリルをご提案させて頂いた所、設計士さんから大好評を頂き、採用に至りました。「切り文字を浮かせて取り付けたい」というご用命だった為、ベッコウ柄のアクリルに厚さ5mmの透明のアクリルを貼り合わせた仕様にしました。こうする事で5mmではありますが、少しだけ文字を浮かすことが出来ます。アクリルの切り文字を浮かすのであればボルト(ピン)を出して差し込むという方法もありますが、ベッコウ柄アクリルは半透明な為、どうしても表面にボルトが透けて見えてしまいます。その為、今回のような透明なアクリルを貼り合わせることで、正面から見てもキレイにベッコウ柄を魅せることが出来ました。
組み上げ前のカットだけをした切り文字。
ダンボールでジグ(型枠)を作り、はめ込んで接着していく。
続いてレストランの壁面にグラフィックシートを貼り込んでいきます。森本晃司氏によって描かれたアートを大判のグラフィックシートで出力をして壁に直接貼り合わせていきます。シートのサイズの兼ね合いでどうしても二分割になってしまいましたが、分割の重ね部分を目立たせないようにするには貼る技術でカバーをします。しっかりと位置を確認しながら慎重に貼り合わせていき、大きな一枚のアートに仕上げることが出来ました。
プラスターボードにパテがしてある状態。ここにプライマーと呼ばれる溶剤を塗ってシートを貼り込んでいく。
シートが重なる部分は1cm程重ねて剥がれにくくしている。繋ぎ目は極力目立ちにくい高さに設定。
壁面を覆う大迫力のアートに。
各フロアのエレベーターを降りた正面には著名人の名言をカッティングシートで。
トイレやエレベーターを案内するピクトサインは3mmのアクリルで作成
75cm角の大きなオセロ盤。テーブルとしても使用できるサイズ。
オセロは7.2cmもある。
ロビーで宿泊客に楽しんでもらう超大型のオセロ。これは設計士さんがずっとやりたかった事で、弊社に製作のご依頼を頂きました。5mm厚の黒いアクリルと白いアクリルをカットして、ジグという型枠を使用して接着をしました。石(コマ)の直径が7.2cmもあります。例えるならオリンピックのメダル程の大きさでしょうか。とにかく大きいです。盤はインクジェットシートにて作成しました。これもOKINI HOTELさんの一つのアイコンとなっていると思います。
OKINI HOTEL numba
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