2023年06月20日
名鉄岐阜駅から南東に徒歩1分の所にある老舗レコードショップ「バナナレコード岐阜店」様より、サインリニューアルのご相談を頂きました。2階にある店舗の入口階段前のスタンドサインと、2階のガラス面にウインドウサインを新しくされたいとの事でした。スタンドサインはかなり老朽化していた為、新しく制作するご提案、2階ガラスには、外からシートを貼りこむ仕様でご提案させて頂き、ご採用頂きました。
こちらはビフォーのお写真。スタンドサインは塗装が剥がれ、鉄も錆び付いていました。個人的には味があって、これはこれで素敵だなと思うのですが、やはりお店の顔となる入り口の看板となると、少し劣化が気になる所でした。
アルミ製と鉄製の2案でご提案させて頂き、ご採用いただいたのはオール鉄製のスタンドサイン。既存のものと同じく鉄製で、サイズもほぼ同じ寸法で製作させて頂きました。すべて鉄製で、ベースとなる角パイプは20mm角、板面はt1.6mmの鉄板で製作しています。設置する場所が段差になっている為、底面に取り付けた高さ調節のアジャスターが前面のみ高くしています。
こちらは無塗装(塗装前)の状態。ここから磨きをかけて塗装を施します。
すべて白で塗装をしました。屋外使用という事もあり、何層もしっかりと塗装を施しました。
最後に片面にインクジェットシートを貼り込んで完成です。今回の仕様は板面(シートを貼りこむ部分)が鉄板1枚で、それを外側のフレームに溶接している仕様です。昔、図工の時間にハンダゴテを使用した事がある方ならイメージがつきやすいかと思いますが、裏面にはどうしても「肉盛り」と言って、溶接時の鉄の塊が出来てしまいます。その為、今回のような鉄板1枚の仕様だと、基本的に片面のみを推奨しています。
雰囲気も変わり、新しく生まれ変わりました。フォントや色味など、ご担当して頂いたスタッフ様と何度もやり取りをして、決定した甲斐もあり、とても素晴らしい仕上がりになりました。
こちらは2階のガラス面のウインドウサイン。元々の看板はアクリルで出来た看板で、店内に立てかけてありました。今回はあえて外からシートを貼り合わせました。ガラス面にシートを貼る場合、屋内側(店内)から貼る方法と、屋外側(外)から貼る方法があります。物理的に内側からしか貼れない場合などは選択肢はありませんが、今回のようにどちらからでも貼れる場合は、状況を見てご提案させて頂いております。今回はガラスに飛散防止フィルムが貼ってあった為、店内から貼るとくすんで見えてしまう点、店内にレコードの棚があり、移動などが容易に行えない点、ガラスが老朽化していた点などを踏まえ、外から貼り合わせる仕様をご採用頂きました。
ウインドウサインも新しいものに生まれ変わり、お店により活気が生まれたように感じました。
これからもバナナレコード岐阜店様と新たな歴史を刻んでいってくれる事と思います。
バナナレコード様、ありがとうございました!
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